最近めっきり寒くなってきたので、髪の毛を乾かす時間が短縮する方法はない?って声が多々あったので、ちょっと書こうと思います。
「髪って乾かすの面倒臭いじゃん!」ってよく言う方がいますけど、髪は濡れるとキューティクルが弱くなって傷つきやすい状態になります。このままで服や布団と摩擦があれば簡単に傷ついてしまいます。
キューティクルが傷つくと、髪にツヤがなくなって安っぽい髪に見えてしまいます。
髪は濡れた状態で傷つきやすくなるので、ちゃんと乾かしてあげた方がダメージを防ぐことができるのです。
だからといって髪を完全に乾かす必要はありません。髪は80パーセント乾かして残り20パーセントを自然乾燥するのが一番ダメージを受けにくいです。
つまり、80パーセントを時間短縮する事になるのですが、タオルドライで注意しなくてはいけないのが摩擦です。
濡れた髪は弱くなっているのでゴシゴシふくのはやめましょう。
ゴシゴシすると早く乾きそうな気がするので気持は分らないでもないですが、髪を強くふいても早く乾く訳ではありません。
水は狭い隙間が大好きなので、隙間があればどんどん侵入しようとしてきます。
水は隙間が大好きだからタオルに移動して髪を乾かしてくれるのです。
最近増えてきたマイクロファイバーなどの速乾タオルは、繊維の隙間をすごーく小さくしてあるから吸水力が高いです。
力を入れても入れなくても乾く時間が変わることはありません。逆に力の入れ過ぎは摩擦されるので、ダメージの原因になります。それなのにゴシゴシした方が乾きそうと思うのは単なるイメージです。。。
狭い隙間のない髪ならタオルを優しく当てるだけで十分です。
さらに、タオルは1度しめったら水分を吸収する力が弱くなります。
そのためタオルドライに使うタオルはバスタオル1枚よりも 小さなタオル2枚の方が断然乾きが早いです。
1枚目のタオルである程度水分を取ってあげて、2枚目のタオルで水分を取り直してあげましょう。
タオルで水分を取っておくと、ドライヤーの時間を短縮することができます。ちなみにタオルは1枚より2枚、2枚より3枚の方が早く乾きます。
日本の湿度って1年を通して平均でも70パーセント程度あるから、高い湿度の中で髪はなかなか乾かないです。
お風呂から出て蒸気たっぷりの室内で髪を乾かすと、いつまでたっても髪は乾きません。
浴室近くの湿度は100パーセント近くになっていて、今にも雲ができそうなぐらいの湿度なのです。
こんな環境で頑張ってドライヤーしても、乾きはじめた髪に水分がついては離れの繰り返しです。
なので、ドライヤーは浴室とは違う場所か、洗面台の換気をしっかりおこないましょう。

次に、ドライヤーで髪の根元から乾かすのも速乾のテクニックに大切です。
毛先ばかりを頑張って乾かしても、根元から流れ落ちてくる水分で毛先はいつまでも乾きません。
ドライヤーは根元を乾かすようにすると効率よく乾かすことができます。

風邪を引かないように早く髪の毛を乾かすように心がけて下さい。