こんにちは、KOO’S久米川店のはやです。そろそろ夏が終わり、抜け毛が一番多いとされている秋に突入します。

何で秋が抜け毛が多い時期かというと季節の変わり目によって自律神経やホルモンバランスなども不安定になるように、体もその季節の気候に適応するために細胞も変化しています。

毛根にある髪の毛を作り出す毛母細胞という髪の毛の元になる細胞も、季節の変わり目では新しいものにどんどん入れ替わっています。その入れ替わりが多いのが特に秋頃です。

秋の9月10月あたりは特に抜け毛が多い時期です。そして生理的な理由も有りますが、夏場に受けた紫外線や生活習慣のダメージも重なり、更に抜け毛を増やしてしまいます。

夏の生活習慣は髪の毛にも影響しています

春の抜け毛は主に新しい環境によるストレスや、自律神経の乱れなど、環境の要因が大きいですが、夏はそれに加えて生活習慣や紫外線のダメージも加わって頭皮へダメージを与えてしまいます。

①紫外線量の増加

②汗や皮脂など、頭皮の状態が悪くなる

③冷たいものを多量に飲んで体を冷やしてしまうことによる新陳代謝の低下

④頭皮が蒸れ、雑菌が多くなる

⑤夏バテで栄養が偏った食事をしている

⑥エアコンなどで髪や地肌が冷えて乾燥する

⑦女性の方は束ね髪が多くなる

夏に過ごした生活習慣でも、その抜け毛の量が増える要因になってしまいます・・・。

①紫外線量の増加

肌にはしっかり日焼け止めを塗っている方も、髪の毛は殆どスタイリング剤しか付けていなかったり、何も対策をしてないという方もいらっしゃるかと思います。

髪の毛は顔よりも日に当たる面積が広いので、約5倍も紫外線を受けているそうです。夏の日差しを直に受けると頭皮は日焼けして炎症をおこしてしまい、毛穴がめくれて髪が抜けやすい状態になってしまいます。

それを防ぐにも、直射日光を髪に直に当てることは極力避けたい所です。

日傘や帽子を被る、髪にも使えるUVスプレーやUVカット成分入りのスタイリング剤を付けるようにして下さい。

②汗や皮脂など、頭皮の状態が悪くなる

汗に含まれる塩分や、皮脂の分泌量の増加によって、皮脂が頭皮にこびりついて酸化してしまう状態で、洗髪などでも落としきれない状態が続くと、細胞の代謝を著しく低下させてしまいます。こちらも抜け毛や頭皮の臭いの大きな原因になってしまいます。

皮脂の分泌量が多い方や男性の方などは特に、炭酸シャンプー(炭酸水50mlを500mlのペットボトルに入れ、それに普段使用してるシャンプーを入れ泡だてて髪にかけて洗う)や、地肌をさっぱり洗えるシャンプーを週に1、2回行う、美容院でヘッドスパしてもらうなど、夏場の頭皮の皮脂や血行対策をしっかりやっておくといいです。

③冷たいものを多量に飲んで体を冷やしてしまうことによる新陳代謝の低下

夏場は暑いからと、シャワーだけだったり、アイスやドリンクなど、冷たいものの飲み過ぎで体を冷やしてしまい、新陳代謝が低下すると、頭皮にも影響が出てしまいます。

毛根は毛細血管から栄養や酸素などを取り込んで髪の毛に成分を送り出していますが、新陳代謝が低下し、上手く栄養が届けられない状態になると、髪の毛は細くなり、栄養不足に陥ってしまいます。

さらには新陳代謝の低下によって、皮脂の分泌が多くなり、細胞の代謝サイクルが鈍くなると、頭皮の臭いもきつくなってしまうそうなので要注意です。

涼しい時に運動したり、湯船に使ったり、適度に汗をかいて新陳代謝をアップすることが抜け毛対策にもいいです。

④頭皮が蒸れ、雑菌が多くなる

夏になると頭皮が痒くなったり、湿疹が出来たりなんてことありませんか?

帽子をかぶったり、汗をかいたままの状態を放置したり、髪の毛を乾かさずに寝てしまったりと雑菌が大好きな湿度が高い状態を作ってしまうと、思っている以上に頭皮に悪影響が及ぼされてしまいます。なので、メッシュや通気性の高い帽子を被る・汗はタオルやハンカチで拭い、頭皮を乾かす・髪の毛は洗髪後すぐに乾かす

などして雑菌を繁殖させないようにして下さい。

 ⑤夏バテで栄養が偏った食事をしている

夏バテなどでアイスしか食べる気がしない・・・。毎日お風呂上がりに冷たい飲みものを沢山飲んでしまう・・・。毎日そうめんばっかり・・・。

なんていう夏バテ食生活できちんとタンパク質などの栄養素が取れなかったりすると、髪の毛には後になってツケが廻ってきてしまいます。

若いころはすぐに回復しても、歳を重ねるごとにだんだん回復が遅くなってしまいますので、夏バテで食欲がない時は生姜を使って新陳代謝がアップする料理・温かいもの・良質なタンパク質(豚肉や大豆など)を使った料理

をしっかり意識して摂って、栄養を髪の毛まで行き渡らせられるように心がけて下さい。

 

⑥エアコンなどで髪や地肌が冷えて乾燥する

エアコンや扇風機の冷風も実は頭皮には良くない影響をもたらしています。外では暑くて汗や皮脂を多く分泌しますが、涼しいエアコンの効いた室内にいると頭皮の皮脂が冷えて固まり、風で水分が飛んで乾燥、汗の塩分も合わさって髪はパサついてしまいます。

さらには体も冷えると血行不良で栄養分も頭皮には行きにくくなってしまうという悪循環に・・・。これを防ぐにはエアコンや扇風機の風に直に当たらないようにする・冷房の効いた室内では上着やひざ掛けを使って体の芯まで冷やさないようにする・温かいものを飲んだり食べるようにする

など、冷風から身を守る術を講じて下さい。

 

⑦女性の方は束ね髪が多くなる

夏は暑いので髪を束ねているという女性の方も多いかと思いますが、「牽引性脱毛症(けんいんだつもうしょう)」といって、ポニーテールなどの髪の毛を束ねたままずっと髪を引っ張っている状態を続けていると、抜け毛や薄毛の原因になってしまうと言われています。

髪の毛の血行障害や抜け毛を防ぐためにも、束ね髪は2日に一度や、家に帰ったらほどくなど、常に髪を引っ張った状態を作らない事を心がけて下さい。
頭皮の血行を良くするマッサージも有効です。

どの位の抜け毛だったら心配ない?

日本人の髪の毛の平均は大体10万本(!)あると言われています。頭の大きさや、男性や女性でも量は変化してきますが、大体毎日60〜100本は誰でも抜け毛があり、正常なヘアサイクルの範囲内です。

秋になると、200本以上抜けることもあるそうですが、あまり気にしなくても大丈夫だそうです。

髪の毛が細くなっていたり、普通の長さより短くなっている場合だと、毛根のダメージが大きく、薄毛の原因にもなるそうなので、しっかりケアを怠らない事が肝心です。

髪の毛は夏のダメージが秋にやってきますので、しっかりと頭皮ケアを肌と同じくらい気をつけてみてください。