これから乾燥の秋がくるのですが、この時期、お客様の悩みで髪の毛がパサパサになってしまって。。。っていうのが一番相談が多いです。

これは海や山でのキャンプやBBQ、ゴルフ、釣り、外のスポーツ。さらにはショッピングやテーマパークなど、夏は出かけする機会が増えますが、屋外に出る時間が長ければ長いほど、それだけたくさんの紫外線を浴びています。もちろん日焼けをしないよう、多くの人がUV対策をしていると思いますが、盲点になりやすいのは、肌と同じように紫外線を浴びている髪の毛です。肌はUVケアをしているけど髪の毛はしていない・・・。って方が多いのですが、肌よりも髪の毛の方が紫外線を浴びやすいので、髪の毛の紫外線対策は結構重要です。

そして、秋の気配を少しずつ感じるこの時季、髪の毛がパサついてるな!と、髪のダメージを実感する人も増えてきます。そこで今回は、夏のダメージを受けて髪の毛がパサパサになる原因と対策を簡単に書いていこうと思います。

髪の乾燥を自分でチェックする方法

髪の乾燥を自分でチェックする方法ですが、まずは指通りを試してみてください。

そこで滑らかに通らなかったり、引っ掛かると、パサつきや絡まりが起こっていることを表します。

パサつきや広がりは見た目でもすぐにわかるので、髪が乾燥している状態であることがわかります。

自宅にあぶらとり紙がある場合は、頭皮の皮脂をあぶらとり紙で取ってみてください。

もし、あぶらとり紙に皮脂がつかない場合は、頭皮が乾燥していることを示しています。

髪の毛を乾燥させてしまう原因

髪が乾燥してパサパサになるのは、髪の毛のキューティクルがめくれたり、剥がれてしまうことが大きな原因の1つだと考えられています。

キューティクルとは、3層構造になっている髪の一番外にある層です。
髪の毛は内側からメジュラ(毛髄質)、コルテックス(毛皮質)、キューティクル(毛表皮)という3層でできており、キューティクルが髪内部の栄養と水分を守っているとされています。

しかし、キューティクルが剥がれたり、隙間ができてしまうと、そこから髪内部の栄養と水分が失われて、髪が乾燥しやすくなると言われています。

暑いのでエアコンの風が直接髪の毛にあたってしまっていた

室内のエアコンの風に髪が直接あたるのは、髪の乾燥につながると言われています。

これは冬の乾燥する季節だけでなく、夏の冷房がきいた室内にいる場合も同様です。
冷房により室温が低いということは、冬と同じように湿度が低くなりやすく、空気が乾燥しやすくなります。

髪の毛を洗う時シャンプーを泡立てずに洗っている

洗髪するときシャンプーをあまり泡立てないで髪を洗うと、髪の毛同士がこすれてしまい、キューティクルがめくれてしまう可能性があります。特に洗髪中は髪が濡れているので、キューティクルがめくれやすいと言われて、キューティクルがめくれてしまうと、そこから髪内部の栄養や水分が抜けてしまい、髪の乾燥を引き起こしてしまうとされています。

シャンプーした後、髪をゴシゴシと強い力で拭いている

濡れた髪のキューティクルは剥がれやすい状態です。
それなのに髪の毛をゴシゴシ強く拭いたり、毛先をまとめてギュッと絞ったりすると、髪の毛同士の摩擦でキューティクルが剥がれてしまう場合があります。キューティクルが剥がれると、髪の乾燥につながってしまいます。

ドライヤーやヘアアイロンを髪の毛にあてすぎる

髪の毛のキューティクルは熱に弱いので、ドライヤーやヘアアイロン、コテなどでキューティクルが長時間熱を受けると、キューティクルがめくれて水分が失われ、髪内部が乾燥してしまう場合があります。

また、キューティクルがめくれてしまうと、髪内部に熱風や熱が直接あたってしまうので、さらなる乾燥につながる原因になります。

濡れた髪を自然乾燥させている

熱で髪を乾燥させないようにと、髪を自然乾燥させるのもおすすめできません。髪は濡れているとキューティクルが剥がれやすくなります。特に髪が乾いていない状態のまま寝てしまうと、枕と髪の毛が擦れて、髪のキューティクルに大きな負担をかけ、髪の乾燥につながってしまいます。

髪の毛に栄養が行き届いていない

栄養不足や血行が悪くなることで、髪に栄養が不足すると、髪の乾燥の原因になります。

もし髪の乾燥対策をしているのに、望むような結果が得られなかったり、上記の髪の乾燥の原因に思い当たる節がないのであれば、髪の栄養不足が乾燥を招いているのかもしれません。

髪の毛の乾燥対策

髪の毛をパッサパサにしないための対策を書いていこうと思います。

エアコンの風向きと温度を調整する

エアコンの風にずっと髪がさらされていると、髪の水分が飛ばされ乾燥してしまう場合があります。エアコンの風の吐き出し口の角度を変えるなどして、風が髪に直接当たらないようにしましてください。

エアコンの影響で部屋が乾燥し、湿度が低い場合は、季節を問わず加湿器などを使って湿度をあげ、髪の乾燥を防ぐようにしてください。

シャンプーを十分に泡立ててから洗髪しましょう

シャンプーを泡立てる際に、髪同士が擦れてキューティクルがめくれないように、シャンプーをするときは、手でシャンプーの泡をモコモコになるまで泡立て、摩擦が起きにくいようにしましょう。

シャンプーは、基本的にワンプッシュが適量です。なお、髪が絡まった状態だと、余計に摩擦が起きやすいので、入浴前に髪をブラシでとかしておくようにしてください。

髪に汚れが多いとシャンプーが泡立ちにくくなりますが、シャワーでしっかりと流すだけでも、約70%の汚れが落ちると言われています。

濡れた髪はそのままにせず、優しい力加減でタオルドライする

髪を自然乾燥させるとキューティクルが剥がれやすい状態が長時間続き、のちのち髪の乾燥を招いてしまいます。

しかし、水分を大量に含んだ髪をいきなりドライヤーで乾かそうとすると、ずっと髪に熱風をあてることになってしますので、これも髪の乾燥を招く可能性があります。

そのためドライヤーの前に、タオルで軽く髪の水分をとっておきましょう。濡れた髪はキューティクルがめくれやすくなっているので、優しい力加減でタオルドライを行いましょう。

入浴後、軽く髪の水気を払い、その後は頭皮から毛先にむかってタオルで水分をとっていきます。頭皮にタオルをあて軽く手もみをするように押し、髪の毛はタオルで両側からはさむようにして、水分をとっていきましょう。何枚も使ってタオルドライするのが一番水分を吸水してくれます。

ドライヤーは短時間で済ませるようにする

ドライヤーを使うと髪が乾燥するのではなく、正しく使えば髪の潤いをキープできます!

一つはドライヤーを当てる時間で、ショートなら5分くらい、ロングでも10分以内には乾かすようにしましょう。

当てている時間が短いほど、髪を乾燥から守ります。

もう一つはドライヤーを当てる距離。髪とドライヤーの間を20cm以上離しましょう。

ドライヤーから出てくる熱風は100度を超えます。そんな熱風を髪に当てたら乾燥するのは当たり前なので、髪から20cm以上離すと温度が70度くらいまで下がるので、その状態で乾かせば、髪を熱しすぎないのでダメージと乾燥を防ぐことが出来ます。

タオルドライをしっかりしていれば8割がた水分は取れているので、残りの2割をドライヤーでさっと乾かすようにするとしっとりさせることが出来ます。

冷風でキューティクルを形状記憶させる

温風で乾かした後は、1分程度冷風を必ず当てるようにしてください。

こうすることで引き締まったキューティクルの形を記憶して、髪がツルツルになりますし、水分の蒸発を防ぐことが出来ます。

栄養バランスのよい食事と規則正しい生活を心がける

偏食や無理なダイエットなどで栄養バランスの悪い食生活を続けると、髪も栄養不足になり、髪と深い関わりのあるタンパク質やビタミン、ミネラルが不足してしまう場合があります。

栄養の行き届いてない髪は、乾燥などの影響を受けやすくなってしまいます。
栄養バランスの良い食事を心がけ、髪の成分であるタンパク質が摂れる肉や魚、卵やミネラル分などを意識的に摂取してみましょう。

また、冷えやストレスは血行を悪くし、髪に栄養が届きにくくなってしまう場合があります。
温かいものを飲むなど冷え対策をしながら、規則正しい生活をして血行を良くし、髪まで栄養が行き届くようにしていきましょう。

ヘアオイルやトリートメントを必ず使う

ドライヤーをかける前の一工夫として、ヘアオイルもしくはアウトバストリートメント(洗い流さないタイプのトリートメント)を必ず使いましょう。

オイルは

  • 椿油
  • ホホバオイル
  • アルガンオイル

など、天然の植物オイルがおすすめです。髪をドライヤーの熱から守るとともに、ツヤも出ます。

使う量はほんの数滴で十分です。手にオイルを取って、毛先を中心に優しくなじませましょう。

もしくは洗い流さないタイプのトリートメントを使用する。これは使用上の注意をよく読んで、適量を髪になじませて下さい。

髪にツヤの出るブラシを使う

少しでも髪の摩擦を防いで、静電気を起こさずに優しくブラッシングできるブラシを使いましょう。できればプラスチック製のものよりも

  • 猪毛
  • 豚毛

など天然の動物毛のものがおすすめです。

簡単に書くつもりが長文になってしまいすみませんでした。。。

東村山市の美容院 美容室KOO’S久米川店