スクリーンショット 2013-02-18 11.45.02抜け毛の原因は加齢ではない?

「年齢を重ねるにつれて、抜け毛が気になるようになってきた」と感じてる方も多いのではないでしょうか。しかし実際は、男性が年齢とともに毛量が減少してしまう男性型脱毛症と違って、更年期手前で女性ホルモンが正常に分泌されているうちは、女性が加齢で毛量が減るということは少ないです。

一日に60~100本の抜け毛は普通

私たちの髪は生えて成長し、抜け落ちていく自然なサイクルを繰り返しています。季節の変わり目や体調などによって、多少変化はあるものの、一日に60~100本の抜け毛なら“自然脱毛”と呼ばれ、問題はありません。

抜け毛を心配している方のなかに、ロングヘアの方も多いのではないでしょうか。ロングヘアの方はショートヘアやボブの方と比べて、本来なら同量の毛が抜けているのに、“毛が長いために抜け毛が多い”と感じてしまうようです。

ロングヘアの方でも、一日60~100本ほどなら心配いりませんので安心しましょう。

注意すべき脱毛症とは?

自然脱毛の範囲を超えて、一日の抜け毛の量が明らかに多くなってきている場合、“円形脱毛症”や“びまん性脱毛症”などの疑いが考えられます。ストレスや極端なダイエットが原因で起こりやすくなるので、症状によっては専門医の診察を受けた方が良いと思います。

また女性に多いのが、産後の脱毛症です。妊娠中に活発になっていた女性ホルモンが産後通常の活動に戻り、この女性ホルモンの変化によって、一時的に抜け毛が増えることがあります。約半年から1年かけて徐々に戻るので、あまり気にとめないことが大切です。

育毛ケアで髪を育てる

健康で艶やかな髪を育てるために、頭皮ケアを見直すことも重要です。頭皮の毛穴も肌と同じで、毛穴に詰まった油や汚れを取り除き、髪が育ちやすい環境にしなくてはなりません。シャンプー前に使用する“プレシャンプー”や、スカルプケア用品で、毛穴汚れを取り除いたら、頭皮マッサージで頭皮の血行を促進しましょう。

食生活では、良質なタンパク質とミネラルを意識して摂るようにしましょう。卵、チーズ、豚肉、さんま、あさり、大豆食品、海藻が特によい栄養素が多く含まれる食材です。

禿げたいなんて思ってる方はいないと思うので、心と頭皮を健やかに保ち、美しい髪を育てて下さい。