冬は空気が乾燥している上に、エアコンの温風が直接髪に当たり、ダメージを受けやすい季節と言えます。

お肌の乾燥は実感しやすいので、保湿クリームなどで入念にお手入れする方が多いと思います。髪や頭皮もお肌と同じで乾燥に弱く、潤いを欲しがっています。

今回は、冬の乾燥から髪を守るヘアケアについて書いていこうと思います。健康な毛髪は12~13%の水分を保持しており、最大35%まで水分を保持できます。毛髪の水分が7%を下回ると、表面のキューティクルがカラカラになって剥がれ、切れ毛やさけ毛、折れ毛、枝毛となって、髪のダメージが表面化します。さらに傷ついた部分から、毛髪の内部の水分まで出ていってしまい、さらにダメージが進んでしまいます。

水分だけでなく、細い線維状のタンパク質でつくられている毛皮質(毛髪の内部)の中には、NMF(Natural Moisturizing Factor=天然保湿因子)が存在しています。これは毛髪に水分を溜め込む役目を果たしています。乾燥した状態が続くと、このNMFも流出してしまいます。

髪が乾燥すると、ダメージがダメージを呼び、悪循環に陥ってしまいます。

カラーリングやパーマでのダメージ

カラーリングやパーマを繰り返しかけていると、キューティクルの剥がれや髪の毛内部のタンパク質の流出などにより、髪の毛がパサパサになってしまいます。

特に注意してもらいたいのが、薬局等で買えるホームカラーです。

ホームカラーは手軽に買える分便利なのですが、誰が染めてもある程度綺麗に染まるようになっているので、けっこう強めの薬剤の場合が多いです。根元のリタッチなど塗り分けは自分だと難しいので、毛先に余計な薬剤がついてしまったりしてパサパサの原因になります。

ダメージしてる方、頻繁に染める方などは美容室でのカラーリングをお勧めします。

KOO’S久米川店では、髪の毛の状態を見て、毛先にはダメージの少ない微酸性系のカラー剤や、マニキュアで施術する、施術中に熱を与えない等、ダメージを最小限に抑えるようにしております。

静電気

冬は、ブラッシングにも注意を払う必要があります。冬は空気が乾燥しているため、ただでさえ、静電気が起きることが多い季節です。

ひとつの目安として、クシを通したときに静電気が起きて髪の毛が広がってしまったらかなりの乾燥状態と言えます。

静電気によっては髪の毛が切れ毛になってしまうこともあります!

また、静電気がホコリを寄せ付けるので、髪に汚れがついてしまう原因にもなってしまいます。

ブラッシングの前に、ヘアオイルを塗ったり、くし通りを良くするスプレー、もしくは霧吹きで軽く水分をつけるなど、静電気を防止するブラシを使うなど、静電気の予防を心がけてください。

パサパサになった髪の毛を改善されるやりかた

①洗浄力のあるシャンプーは使わない

この時期は保湿タイプや、カラーヘア用・パーマヘア用などの髪の毛の状態にあったシャンプーを使うことをおススメします。

②水分たっぷりのトリートメント

パサパサになってしまった髪の毛は、油分でしっとりさせるトリートメントよりも髪の芯からしっかりと栄養と水分を補給してくれるトリートメントがお勧めです。

髪の毛の表面のコーティングだけではなく、内側の水分とキューティクルの間の栄養補給も重要です。

③ドライヤーの前後

ドライヤーの前後に洗い流さないトリートメントなどのアウトバスを付けるのがおすすめです。

ドライヤーの前には化粧水タイプの髪の毛の内部に水分を補給するタイプを・ドライヤーの後にはオイルタイプのアウトバストリートメントで表面を保護すると効果的です。オイルタイプのトリートメントは毛先中心につけて、最後に少しだけ根本に付けるようにしてください。

髪の毛の乾かし方

髪の毛の乾かしすぎはパサパサになる一つの原因です。

ドライヤーも髪の毛に近づけすぎないように30cmは離して使ってください。

また、毛先がパサパサにならないように、頭皮と髪の毛の根元を中心に乾かしてください。毛先を乾かすのは最後で、80%くらい乾かすだけでも大丈夫です。

ちなみに自然乾燥も濡れた状態はキューティクルが開いた状態で、放置していると髪の内部の水分がどんどん抜けていってしまうのでパサパサの原因となるので、髪の毛は直ぐに乾かすようにしてください。

乾かした後に冷風を全体に1、2分当てるとキューティクルがさらに締まるので髪の毛に艶が出るのでオススメです!(冬で寒いと思いますが・・・)

長くなりましたが、髪の毛がパサパサで乾燥に負けないように日々頑張ってください!

日々のケアが面倒くさかったらお店に来て頂けたら乾燥に特化したトリートメントがありますので、ご来店お待ちしております。

東村山市の美容室 美容院KOO’S久米川店